弁護士事務所の規模による違い
1 弁護士事務所の規模感
相談する弁護士を探すにあたって、事務所の大きさや所属している弁護士の数などはどの程度重視されているでしょうか。
弁護士事務所は、ある程度支店の展開が進んでいる規模の事務所もありますが、一人ないし数名の弁護士が所属している小規模個人事務所も少なくありません。
弁護士事務所の規模によってどのような違いが出てくるのか、以下で大まかな内容を説明いたします。
2 アクセスのしやすさ
ある程度規模の大きい事務所は、少なからず広告力があります。
そのため、「弁護士に相談したい」というときに、個人事務所と比較して容易にアクセスできる場合も多いかと思います。
特に、知り合いに弁護士がいない方等は、まずはインターネットで調べてみるという方が少なくないと思いますので、「とりあえず相談してみたい」という場合には、規模の大きい事務所の方が相談の予約などは取りやすいのではないかと思います。
3 対応するスタッフの数
人数が多ければ、例えば複数人体制で案件に取り組んだり、チームを組んで対応したりすることができるようになります。
また、万が一弁護士の体調不良など途中で担当を変わらざるを得ないときにも、人数が多い方がすぐに他の弁護士へ引継ぎができる可能性があります。
こういった点は、規模の大きい事務所の強みの1つといえます。
一方で、案件に関わるスタッフが多すぎると、内部での情報伝達がうまくいかず、トラブルを生じさせる可能性も否定できません。
反対に、例えば弁護士が一人しかいない事務所であれば、その弁護士ないし数人のスタッフだけで対応せざるを得ない反面、情報伝達等はスムーズに行われることが期待できます。
4 信用性
規模が大きい事務所の場合、個人事務所と比較して案件を多く取り扱っている場合が多く、それだけ解決実績等も多くなっていきます。
積み上げられた実績は、依頼をするにあたっての安心感につながってくると思います。
とはいえ、個人事務所の場合でも、あえて特定の分野に絞って価値を提供している事務所などもありますので、規模が大きいから信頼して任せられると言い切ることもできません。
安心や信頼というのは、人それぞれで感じ方が違ってくる感覚的な部分ですし、実績だけでなく、弁護士の人柄、相性等も影響してくると思います。
5 まずはご相談をおすすめします
弁護士に依頼するにあたって、事務所の規模感も事務所選びの基準としている方もいるかと思いますが、これまで見てきたとおり、大規模事務所にも個人事務所にもそれぞれ長所と短所があります。
ですので、まずは複数の弁護士へ相談してみることをおすすめします。
弁護士と相談した場合、その場で契約をしなければならないといったルールがあるわけではないため、複数の弁護士と相談をしてからどこに依頼をするかを決めることは当然自由にできます。
当法人は、弁護士法人心 横浜法律事務所を含め、関東地区だけでも複数の拠点を構える事務所ですので、比較的大規模な事務所の部類に入ってくるかと思います。
ご相談・ご依頼いただくにあたり、こちらの情報を参考にしていただき、当法人についてもご検討いただければ幸いです。