弁護士への相談時に必要な物
1 弁護士への相談が初めての方へ
法律問題でお困りの際に弁護士への相談をお考えの方もいらっしゃるかと思います。
弁護士に相談する機会というのはそう多くはないですので、何を準備したらよいか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、弁護士に相談する際に、準備しておくと良いものについてご案内します。
2 相談時に準備しておくと良いもの
まずは弁護士との相談時の内容をメモしておくために、ペンやメモ用紙を用意しておくと良いでしょう。
その他には、以下のようなものをお持ちいただくとよいかと思います。
⑴ 本人確認のための身分証明書
身分証明書の提示を求められることがありますので、免許証やパスポートなどのように写真付きで、かつ、神奈川県横浜市○○区など住居の記載がある身分証明書を持っていくと良いかと思います。
⑵ 印鑑
その場で契約をする場合もあるので、印鑑(シャチハタでないもの)も準備しておくと安心です。
⑶ 当事者の関係図や関連する資料など
また、事案の概要を時系列に整理したメモや簡単な当事者の関係図などがあると、お困りごとの詳細を把握しやすいため、スムーズに相談に乗らせていただける場合もあります。
さらに、可能な範囲で、相談の内容に関連しそうな資料をお持ちいただいた方が、よりスムーズに進められるかもしれません。
例えば、債務整理のご相談であれば、どこからいくら借り入れをしているかが分かる資料、相続のご相談であれば、相続人や相続財産の内容が分かる資料などが考えられます。
相談内容とは関係ないと思っていた書類が、弁護士から見ると重要な内容が書かれている書類であったりすることもありますので、関連しそうだと思ったものはお持ちいただくとよいかと思います。
3 当法人へご相談の際は
とはいうものの、具体的に何を持っていけばいいのか不安な場合には、遠慮なく当法人にお問い合わせください。
どのようなものがあるとよいか、丁寧にご案内をさせていただきます。
弁護士に相談をすることをお考えの際には、ぜひ一度当法人までご連絡ください。
法律事務所に依頼をする場合の本人確認の手続きについて 後遺障害で弁護士をお探しの方へ
弁護士への相談を有効に活用するためのポイント
1 弁護士への相談をお考えの方へ
弁護士へ相談をしようと思っても、実際に相談をする時に、どのような準備をして、何を話せばよいのか分からないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
多くの方にとって、弁護士への相談は日常的なことではないので、そのような悩みをお持ちになるのは当然のことかと思います。
せっかく弁護士に相談をするなら、ぜひとも有益なものにしたいと思われる方も多いでしょう。
そこで、今回は、弁護士への相談を有効に活用するためのポイントをご紹介します。
2 相談に関係する資料の準備
弁護士へ相談する際には、相談内容に関する資料を持っていくことで理解がしやすかったり、相談がスムーズに進んだりすることがあります。
弁護士は、実際に相談者の方の経験を共有しているわけではありませんから、相談者の方のお話と、お持ちいただいた資料を見てアドバイスを行うことになります。
ご自分ではあまり重要でないと思っていた資料でも、弁護士が見ることで問題解決の手がかりとなる可能性もありますので、関係すると思われる資料は全て準備してお持ちいただくことをおすすめします。
例えば、債務整理のご相談であれば、請求書やクレジットカードの明細等、借金の内容が分かるもの、相続のご相談であれば、戸籍謄本や預貯金の明細、登記簿謄本など、相続人や相続財産に関する資料等が挙げられます。
どういった資料が関係するものなのか判断できず、何を準備すればいいのか分からないというような場合には、事前に電話等で問い合わせをして、持ち物を確認してみるのがよいかと思います。
当法人では、相談に関するお問合せは、お電話またはメールにて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
3 事実関係を時系列でメモしておく
先ほども述べたように、弁護士は相談者の方と経験を共有しているわけではありませんから、まず相談者の方の話に耳を傾け、事実関係を知ることが相談のスタートとなります。
この際に、相談者の方が経験した事実を時系列順にお話いただくとスムーズに話が進みやすいです。
相談者の方にとっては記憶を振り返りながら話すことができますし、話を聞く弁護士にとっても事実関係を把握しやすいというメリットがあります。
ただ、実際の相談の際に、記憶を振り返りながら事実関係を時系列順に話すことは、なかなか難しいかもしれません。
限られた相談時間の中で、事実関係を漏れなく伝えて弁護士からアドバイスをもらうためには、事前に事実関係を時系列順にメモしておき、当日にそのメモを持って話をするというのが良いかと思います。
4 不利なことも隠さずに話す
誰しも自分にとって不利な内容を積極的に話したくはないでしょう。
意図的に隠すつもりは無いのに、無意識のうちに隠してしまうこともあると思います。
これは、人間が自らを守りたいという防衛本能を持っている以上、ある程度は仕方がないことです。
ただ、弁護士が事実を正確に把握し、的確にアドバイスさせていただくためには、ご自分にとって不利になるような事実であっても、すべてお話しいただくことが重要です。
弁護士には守秘義務があり、当法人でも守秘義務の徹底に努めていますので、安心してお話いただければと思います。